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2016年01月21日

風邪治療の基本コンセプト

 では、抗ウィルス薬がないとなれば、風邪の治療は何をするのでしょうか。
 それは、ずばり「症状の緩和」です👊 

 風邪の原因それ自体、すなわち「侵入してきたウィルスに打ち勝って排除する」ということに関しては、太古の時代と変わらず、本人の免疫力・治癒力に任されるのです👣

 ただし、難点があるとすれば、やっぱり「辛い」ことです。鼻水が止まらなくて仕事にならないし、ノドが痛くて嫌になるし、咳がとまらなくて苦しくなるし、高い熱が出てフラフラするし、体の節々が痛くなります↘

 風邪は勝手に治るものだが、治るまでの間の辛さを緩和する・・・これが風邪の治療の基本コンセプトなのです💡


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2016年01月19日

ウィルス推定のコストパフォーマンス

 症候だけでは、何のウィルスが原因かはわかりません。
 じゃあ、技術的にウィルスの推定は全くできないかというと、そういうわけでもありません。ある特定の「○○ウィルス」に対する、血液中の抗体(免疫反応の産物)を測定すれば、原理的には推定可能です。ですが、コストとリターンがまったく釣り合わないのです👀
 それが、「(風邪の原因となるウィルスは)そもそもウィルスとしての病原性が弱い」というポイントにつながります。
 
 絞り込めていないウィルスを当てるために、「○○ウィルス、△△ウィルス、××ウィルス・・・」と盲目的に全部の項目を提出していたら、平気で何千円とコストがかかっていきます。挙句の果てに、はっきりしない結果が出ることもあります。
 そもそも、「たかが風邪」のために、患者さん自身もわざわざ痛い思いをして(当たるかわからない)採血をされたいはずもありません💦
 風邪なんてものは、大昔は薬もなかったわけですから、皆、勝手に自分の体の免疫力・治癒力で治していたものです。根本論として「放っておいても治る病気」のために、高い金銭的・人的コストをかけて煩雑な検査をすることはまったく現実的でないのです。
 そして、同様の理由で、特別な抗ウィルス薬が開発されることもありません。商業的に成立しないからです💣

 そんなわけで、「風邪の原因となっているであろうウィルスは、技術的に可能であっても絞り込むことはしないし、仮に絞り込んでみたところでそれに対する特別な薬もない」というのが実際のところになるのです✋


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2016年01月18日

風邪の原因ウィルスは特定できない!?

 風邪に抗生物質(抗菌薬)を投与することは、原理的に基本無意味です💣
 では、治療は何をするのでしょう?ウィルスが原因なのだから、抗ウィルス薬を使うのでしょうか?
 
 残念ながら違います。
 抗ウィルス薬は、抗菌薬と違って非常に種類が少ないのです👀いくつか開発されている数少ない抗ウィルス薬も、重症な感染症をもたらすウィルスに対し特別に開発されたものだけです。例えば、激しい脳炎を起こすヘルペスウィルスに対する抗ウィルス薬などが、数少ないですが存在します。
 でも、風邪の原因になるウィルスに対する抗ウィルス薬は存在しません(重箱の隅をつつかなければ、こう考えて差し支えないです)💨

 これにはいくつか理由があるのですが、主だったところは以下の2つです。
・風邪の原因になるウィルスの種類は単独ではなく、症候だけでは特定できない。
・そもそもウィルスとして病原性が弱くて、調べる価値がない。

 ウィルスの中にもいろいろな種類のものがありますから、「○○ウィルス」に対して、「抗△△ウィルス薬」を使っても全く意味がありません💦
 ここで問題なのは、「風邪」というのは、「上気道が炎症を起こしている状態の総称」であるわけですから、様々なウィルスが原因になるということです。
 ライノウイルス、コクサッキーウイルス、エコーウイルス、RSウィルス、コロナウィルス、ヒトメタニューモウイルス・・・まだまだありますよ。
 どれが原因になっても、同じような「風邪」の症状を呈します👊
 
 だから、お医者さんが「風邪だねぇ」と言ったところで、何のウィルスの感染症かというところまで絞りこめているわけではないのです⤵
 もう一つのポイントについては、またこの次の機会に✋


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2016年01月15日

風邪の病原体

 感染症と抗生物質についてわかったところで、風邪の話に戻りましょう。

 「風邪」は、「上気道に炎症症状を生じるような疾患」のことを指しています。気道というのは、鼻とかノドとかその辺りのことです。
 炎症が起きる原因は、ほとんどが何らかの病原体の侵入(すなわち感染症)によります。そして、いわゆる風邪を起こす病原体の80〜90%以上は、ウィルスによります👀

 つまり、ざっくり言ってしまえば、「風邪は、上気道(部位)におきるウィルス(病原体)による感染症」と言う事ができます👓

 ただし、「風邪」という用語は、医学用語ではなくて一般用語なのでかなりフワッとしており、もう少し広い概念を指すことがあります。
 例えば、病原体が原因でなくても、単純に疲労がたまって・・・とか、寝冷えして・・・といった理由で体調が崩れ、「なんか風邪引いた気がする〜」と言ってしまえば、まぁ確かに風邪です。

 しかし、いずれにせよ、短絡的に「風邪をひいたから、抗生物質(抗菌薬)が必要」という考え方をするのは、完全に誤っているということがわかるはずです🚩
 原因の大半であるウィルスに対しては的外れであり、ましてや、ただの体調が崩れただけの風邪ならば、なおのことです。

 そんなわけで、医学的には「風邪に抗生物質(抗菌薬)は不要(というか無効)」ということが、大原則になります👊


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2016年01月13日

細菌とウィルス

 細菌は、イメージ的には1つの細胞で、自力で増殖が可能です。
 生命体として完結した、れっきとした「生物(いきもの)」です。「バクテリア」という言葉も、だいたい細菌と同じ意味を表します。

 これに対してウィルスは、DNAなどの遺伝情報と、それを包むタンパクの殻しか持っておらず、自力で増殖することはできません。生物の細胞に侵入し、そこにある材料を利用することで、はじめて増殖ができます。生命体として自己完結していません
 つまり、ウィルスは定義的には、「非生物」、すなわち「生物」ではないのです。

 このように両者は、よく混同されますが、全く別物であるということに留意してください🚩


 さて、薬に「抗生物質」というものがありますね。
 この言葉もちょっと定義が曖昧なのですが、一般的に皆さんが「病院で抗生物質をもらった」と言っているようなときの「抗生物質」は、上記でいうところの「細菌」をやっつける薬に相当します。
 「ウィルス」には全く効きません。

 大切なことなので、もう一度いいます。
 抗生物質はウィルスには全く効きません‼‼

 既に説明したとおり、もう生物としてのカテゴリが分野が全く違うのですから、当然です。
 抗生物質は、通常、細菌が増殖するプロセスのどこかをブロックすることで抗菌作用を発揮しますが、増殖の仕方が原理からして違うウィルスには、効くはずもないのです。
 
 医療現場では、細菌に対する抗生物質のことは「抗菌薬」と呼んで、ウィルスをやっつける薬はきちんと「抗ウィルス薬」と言って混乱しないように区別することが多いですね。 
 ですから、「感染症を起こしている病原体」に応じて、使用する薬は全く異なるのです👊


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