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2016年03月12日

総合かぜ薬と解熱鎮痛薬

 脇坂とかいう逮捕されたタレント女医について時事ネタ記事でも書こうかと思ったのですが、書く対象としての価値すら見い出せないので、普通に医学・医療記事を更新します(笑)

 前回、解熱鎮痛薬として代表的な「NSAID」と「アセトアミノフェン」を紹介しました。
 ここで、総合感冒薬PLの成分を復習してみましょう。解熱鎮痛薬の成分としては、「サリチル酸」と「アセトアミノフェン」が入っていましたね💡
 サリチル酸は、NSAIDに分類される薬の中では最も古典的なものです。「アスピリン」と言ってもいいです(厳密には違いますが、まぁだいたい一緒です)。これは、本来は物質名ではなくて商品名なのですが、こっちの呼称のほうがピンと来る人も多いかもしれませんね(「ファミコン」みたいなものです)。
 サリチル酸は、解熱鎮痛作用はさほど強くありません。新世代のNSAID(ロキソニンやイブ)の方がその点は改良されて効き目が強くなっています👊

 アセトアミノフェンは、新世代のNSAIDより強いということはさすがにないですが、ちゃんと十分な用量を使えば、同等くらいの効き目があります✋

 両者とも古典的な薬ですが、他の薬との飲み合わせが問題になることがほとんどなく、比較的気軽に出しやすいということで、PLに配合されているわけですね✨


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2016年02月21日

NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)

 「ステロイド以外」の解熱鎮痛薬をもう少し詳しくみてみます

 これらは、「非ステロイド性抗炎症薬(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)」と総称されます。
 医学用語では、略してNSAID(エヌセード。複数形NSAIDsエヌセーズとも言います)と呼ぶ一群の薬になります✋

 このNSAIDに含めてしまうこともあるのですが、一種類だけ効果の出方が他とは異なる薬があります。それは「アセトアミノフェン」です🚩

 ですから、ステロイド以外の解熱鎮痛薬は、以下のように分けると最も正確です。
・NSAID
・アセトアミノフェン



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2016年02月19日

解熱鎮痛薬の分類

 解熱鎮痛薬についてみてみましょう👀

 解熱鎮痛薬は、おしなべて「炎症」を抑えることによって効果を発揮します⤴
 「炎症」とは、「何らかの有害な刺激に対する免疫応答によって出現する症候」のことを言います。
 そしてその症候は、発赤・熱感・腫脹・疼痛を伴うというのが特徴的です。これらを、「炎症の4徴候」と呼びます。
 この所見があるときに、「炎症が起きている」と判断するのです👓

 傷を負ったときを思い浮かべてみてください。赤くなって(発赤)、熱くなって(熱感)、腫れて(腫脹)、痛い(疼痛)ですよね。あれはまさに炎症が起きているのです💡
 風邪は「上気道に炎症が起きている状態」と既に述べました。確認してみましょう。ノドは赤くなって痛いし、熱が出るし、リンパ節が腫れたりします。やはり炎症の状態ですね💨

 この炎症のプロセスを遮断する薬が、「解熱鎮痛薬」です。ブロックの仕方は薬剤により様々ですが、大きく以下のように分けることができます。
・ステロイド
・ステロイド以外


 ステロイドは、人類の大発見(発見者はノーベル賞を受賞しています)ともいえる非常に強力な薬です。ただし副作用も多いので、風邪くらいで使うことはありません。切り札的な存在なのです👊
 普通の病気でもっぱら使用するのは、後者の「ステロイド以外」になります🚩


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2016年02月17日

鎮咳薬の使い分け

 こうみると、咳の種類によって使い分けが必要なこともみえてきますね✨

 例えば、病気によっては空咳(専門用語では乾性咳嗽と言います)といって、痰がないのに咳が起きるケースがあります。この場合は、「咳そのものを止める薬」は有効ですが、「痰のキレをよくする薬」はあまり筋がいいとは言えません。

 逆に、そもそも論として、風邪などの感染症の状態では「本来なら、咳は止めるべきではない」という話がありました。この観点からは、やはりむやみに「咳そのものを止める薬」は使うべきではないと言えます。
 特に痰が絡んでいるような普通の風邪の咳(湿性咳嗽と言います)の場合、「痰のキレをよくする」薬などでまず対応をして、それでも厳しいというなら、そこに「咳そのものを止める薬」を追加するというのが手順としては正確です👊

 「気道を広げる薬」はどうでしょう。
 葛根湯のところで説明した「エフェドリン」という成分は、これに該当しますね。しかし、このタイプの薬は、結構作用が強いものが多いので、あまりに気軽には出されません。事実、純粋成分薬の「エフェドリン」も規制が厳しくなったと述べました💨
 ただし、このタイプの薬が非常に有効なケースもあります。それは、バックグラウンドとして、「喘息」ないしはその気があるような患者さんです💣
 喘息は、慢性的に気道が炎症を起こしていて、気道が狭くなりやすい病態です。だから、呼吸がヒューヒュー、ゼーゼーするのです。そこに加えて風邪などをひいてしまうと、ことさら狭くなってしまうんですね。こういう場合に、特別にこのタイプの薬を加えたりするのです💡


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2016年02月15日

鎮咳薬の種類

 鎮咳薬にも、その働き方によっていくつか種類があります💡
・咳そのものを止める薬
・痰のキレを改善する薬
・気道(気管支などの空気の通り道)を広げる薬

 
 まず、「咳そのものを止める薬」です。
 咳は、気道の炎症などの刺激を受けて、最終的に脳(延髄という部分)が「咳をしろ」という指令を出し、咳がおこります。ですから、その延髄の働きを抑えてやればよいという理屈の薬です👊
 割と気軽に使えるものから、麻薬に近い成分まで、強さにグレードがあります🚩

 次に「痰のキレを改善する薬(去痰薬)」です。
 咳はそもそも、炎症の産物である痰が気道につっかかっているから、これを排出しようとしておこるわけです。ですから、痰のキレをよくして排出を促してやれば、咳の軽減が期待できるわけです。
 気道から分泌される粘液の成分を調節して痰をサラサラにしたり、痰を排泄するための、気道の線毛運動を活発化させたりするような薬が開発されています。割と気軽に使えますね♨

 最後に「気道を広げる薬」です。炎症のせいで浮腫んだり、痰が存在したりすることによって、気道がいつもより狭くなると、「これは異常事態だ」ということで、やはり咳がおこります。
 ですから、気道を一時的に広げてやることができれば、咳がやはり軽減するのです✋


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