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2016年02月18日

WEB教育界はフリーに近づく

 息抜きがてらに、WEB教育界について書きます。
 manaveeが2012〜2013年にかけてメディアによく取り上げられ、だいたい同時期には教育youtuberとして名高い葉一氏などの台頭もあり、「(質の良し悪しはともかく)とりあえずWEBで受験勉強することが可能」ということは、十分認知されてきたように思います🚩

 WEB教育界にはmanaveeのような無料のものから、受験サプリのような有料(廉価)のものまであります。それぞれ、もちろん一長一短なんですが、私個人の考えとしては、「有料の講義動画配信は、ビジネスとして筋が悪い」です。
 超長期的にみれば、有料のサービスは絶対に成功しません。

 インターネットの革新性というのは、「すごいアマチュア」が既存のプロフェッショナルに比肩するレベルで情報発信をすることができるようになった点にあります💡
 ですから、必ず「無料でいいから、腕に自信のある自分の講義を公開したい」という人間が出てくるのです。5年や10年では十分な数ではないかもしれませんが、50〜60年も経てば全科目充足され得るでしょう。このような現象は、「デジタルコンテンツは、本来的にフリーに近づく性質を持っている」と表現されます。
 ですから、有料サービスというのは、当面、一時的には収益を上げられるかもしれませんが、半永続的なサービスにはなりえません(私の予言です)。
 受験サプリの事業者が、「一定の期間、稼げる分は稼いでおく」というスタンスなのか、それとも「末永く勝てるサービス」と考えているのかによって、だいぶ経営者としてのスジの良さが違ってくると思います。前者なら全然アリです♨

 受験ビジネスというものは、
(1)何十年にも渡って焼き直し続けている「同じ型にハマった内容」
(2)それ以外の価値(直接指導による結果コミット力の高い学習管理など)
 の2種類の価値から成り立っています。
 厳密に言えば、デジタル化してフリーに近づいていくのは、(1)のほうの価値になります。いくら、有料サービスが「カリスマ」だの「一流のプロ」なんだの謳ってもダメなものはダメです。いつかは必ず、フリーの圧力に敗北します(完全に消失するとまでは言いませんが)💣
 逆に言うと、(2)のほうは、未来永劫、消失しない価値です。自分の子を本気で合格させたいと思うのなら、有料の学習塾に通わせようとする親の存在は永久に不滅です✋

 これは、音楽業界と同じですね。Youtubeをみると、少なくとも古めの歌なんかは、幸か不幸か、あらかた誰かによってアップロードされてしまっています。以前のようにCDや有料配信で爆益を出すのは困難になってきているのです。
 しかし、歌手のライブコンサートはどうでしょう?従来通り、利益の出方は変わらないはずです。
 よく考えてみれば、それが本来の歌手の姿(生歌を披露し、ライブの一体感を共有して楽しませ、報酬を貰う)であったのであり、CDで巨万の富を得るというビジネスモデルが「たまたま大成功して一時代を築いたが、その繁栄が終わった」というだけの話なのです💨

 無料のWEB教育サービスの登場によって、既存の「塾」や「予備校」が大打撃を受ける・・・というのは、思考の方向性が間違っています。
 それらの価値は絶対になくなりませんし、大きく減ずることもありません。減じているように感じているのなら、自らの腕の悪さや、少子化のほうが要因としてよっぽど大きいでしょう。
 無料のWEB教育サービスが打撃を与えるのは、(1)を焼き直しているだけの有料のWEB教育サービスです👊
 そして安価な有料WEB教育サービスが打撃を与えるのは、ボッタクリ傾向のある高額有料のデジタル教育サービスです。

 最終的には、「無料のWEB教育サービス」と「有料のオフライン教育サービス」「(2)の価値をきちんと保持できる安価有料のオンライン教育サービス」が共存する・・・これが受験業界の最終形態です。考えてみればわかることですが、両者は相互補完的な存在なのです。


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2016年02月16日

価値ある合格率30%

 当初は結構な勢いで追い上げをみせ、「分は悪いが勝負にはなるだろう」というレベルにまでは持ち込めたものの、特に数学に大きなディスアドバンテージを抱えた私の実力は、それ以上殻を破ることは最後までできませんでした💣
 最終的に、自分の中では「合格率30%」という手応えで受験本番に臨む形になりました。もちろん、「100%受かる!」という‘つもり’で試験には臨んだんですけどね(笑)。心の中ではわかっていました。
 でも、志望校を決めた経緯からして、30%‘も’可能性があるなら、それに賭ける価値が十分にあることは間違いなかったですし、そこで敗北したとしても一点の曇りもなく悔いはないということには確信がありました。
 ただ勉強していないだけの無意味な合格率30%とは質的に全く異なるのです。
 実際間違いなくそう思えるくらいに、1年弱の短い間ではあるものの、本当にその期間でそれ以上やれることはないというぐらいまで追い込むことができていたのです👊

 そして、試験が終わった直後の手応えとしては「ギリギリ受かった!」だったのですが、フタを開けてみるとギリギリ落ちていました(笑)。後に点数開示をしたんですが、割と本当にあとちょっとでしたね。。
 まぁでも、第一志望に合格できなかったことは、全然悔しくなかったのです。自分自身の意志表明として志望校を設定し、その意志に嘘をつかずにオールアウトし、生まれてはじめて自分の限界をまざまざと目の当たりにし、最後には良い勝負ができた・・・ここまで来れは、サバサバするってもんです

 もちろん、1年後にもう一度理Vにリベンジ!という選択も考えられたのですが、幸いなことに慶應大学の医学部に合格をいただいたので、天秤にかけた結果(1年後に両方受けて両方落ちる可能性も割とありますから・・・)、後者を選ばせてもらったのです💨

 さて、上記の通り、理V敗北という結果自体には何の悔いもなかったのですが、その後、慶應大学に進学するにあたって私は果てしない反省をすることになりました💧


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2016年02月12日

英数は「全くやらない」ことだけは避けるべし

 私は、高2まで親の意向で通っていた塾で、英語と数学だけは最低限やっていました(+スカッとはまった生物)。本当に「最低限」ですよ。落ちこぼれない程度に、一通り内容の理解だけはしていたというくらいです。それ以外は、以前にも説明した通り、極めて自堕落な生活を送っていました♨
 しかし、一方で、それが実はかなり効いていたことも確かだったのです。だからこそ、高2時点で「まずまず優秀」くらいの位置をキープできていたのです。センター試験レベルなら英数ともに問題なしというのも、これによるところが大きいです。
 逆に言うと、他の人はもっとやっていなかったということですから、「どんだけやっていないんだよ」ということにもなるのですが・・・

 ただ、理Vを目指す者としては、それは残念ながら貧弱でした。英語は基礎土台があれば伸びが速いので、結構いいところまで行ったのですが、数学は完全に壁に当たりました。
 実際、理Vに合格していった学校や塾の同級生達を冷静に観察してみれば、彼らは高1,2から、ないしは早いものは中学生の頃から精力的に、数学のトレーニングに励んでいたと思います。それが単純に「数学を愛しているから」なのか、最初から理V合格を目指して逆算していたのかはわかりませんが(前者が多いと思います)、とにかくその習熟度の差はいかんともし難いものでした💧
 
 そもそも、理V受験生の中で言えば、私の才能は特別優れているわけでもないのに、1年間でゴボウ抜きを目論むということ自体がずうずうしい発想なんですが。
 でもその時点では、自分の実力の壁なんて知る由もないので、若者らしい血気盛んな「やってやる」という気持ちで突っ込んだのです💣


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2016年02月08日

足を引っぱった数学

 夏の全国模試でのまずまずの好結果を踏まえ「これはマジいけるで!」と、塾の先生などからも持て囃された私でしたが、個人的には手応えがスカスカでした。
 決してマグレというわけではないですし、確かにホッとはしたものの、重厚な実力を背景に安定的に成績を叩きだしたという感覚が全くなかったのです💦
 この体感は全くの事実で、その後、成績は理V合格・不合格圏内をいったり来たりする形で推移しました。かなり追い上げをみせたものの、最上位層が形成する「分厚い壁」を豪快にぶち破って、一気に前に躍り出ることまではできなかったということです💧

 特に足をひっぱったのが数学でした💣
 センター試験レベルなら特に問題はなかったのですが、東大レベルの数学となるとかなり厳しかったんですよね。数学は1問の配点が大きいので、1〜2問出来不出来の違いがあると、平気で20〜30点くらい差がついてしまいます。
 理Vに合格する人は、東大レベルの数学でも安定して高得点を取ってくるので、ここでついた20点差を他の科目だけで逆転するのは至難の業なのです💥

 受験科目の中で、理科や社会はどんな人も本格的に勉強を始める時期は比較的遅いので、実力が伯仲している者同士ではそこまで大きな差がつきません。
 一方で、英語と数学、この2科目は中学1年生から脈々と続く科目であり、「6年間真面目にコツコツやっていたかどうか」が、極めて大きな影響を与えます🚩
 これはスポーツと同じでして、いくら運動神経のいい人でも、たった1年間の付け焼刃的な努力では、それまで何年もその競技をやっていた人にはさすがにかなわないわけです。


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2016年02月05日

開成学園について16

 翌日以後、1か月間に渡って高3は中1に対して競技の指導をしていくのですが、運動会前日まで、基本的に顔合わせと同程度の厳しさが継続されます💣
 「理不尽なシナリオと罵倒」に関しては、さすがに顔合わせ以後はなくなりますが、別に甘くなるわけでは決してないので、運動会の競技の練習もまさに軍隊のように統制がとられる形で真剣そのものになされます。つまり、和気あいあいとした他校における通常の「体育祭」の練習とは全く様相が異なるのです💥

 ところが、このような厳格な雰囲気は運動会当日を境に、打って変わります。
 高3は突然、ニコニコした先輩に早変わりし、無邪気にふざけあったりしながら運動会を精一杯楽しみます。その段階にまで至ると、中1も「本当は悪い人達ではなかったんだ」ということがわかり、こうした激しいプロセスを経た高3と中1は、通常よりも非常に固い絆で結ばれることになるのです🚩

 こうした一連のプロセスは、95%くらいの中1にとっては、「すごくいい経験をした」という印象を持たせるものであり、「開成の運動会は最高だ」というアイデンティティの形成をもたらします。
 逆に一方で、残り5%程度の生徒には激しいトラウマを植え付ける、ないしは徹底的な「運動会嫌い」を生んでしまうという副作用も必ず伴っていました。
 まさに功罪隣り合わせのイベントだったと言えるのです👊


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