2016年02月08日

足を引っぱった数学

 夏の全国模試でのまずまずの好結果を踏まえ「これはマジいけるで!」と、塾の先生などからも持て囃された私でしたが、個人的には手応えがスカスカでした。
 決してマグレというわけではないですし、確かにホッとはしたものの、重厚な実力を背景に安定的に成績を叩きだしたという感覚が全くなかったのです💦
 この体感は全くの事実で、その後、成績は理V合格・不合格圏内をいったり来たりする形で推移しました。かなり追い上げをみせたものの、最上位層が形成する「分厚い壁」を豪快にぶち破って、一気に前に躍り出ることまではできなかったということです💧

 特に足をひっぱったのが数学でした💣
 センター試験レベルなら特に問題はなかったのですが、東大レベルの数学となるとかなり厳しかったんですよね。数学は1問の配点が大きいので、1〜2問出来不出来の違いがあると、平気で20〜30点くらい差がついてしまいます。
 理Vに合格する人は、東大レベルの数学でも安定して高得点を取ってくるので、ここでついた20点差を他の科目だけで逆転するのは至難の業なのです💥

 受験科目の中で、理科や社会はどんな人も本格的に勉強を始める時期は比較的遅いので、実力が伯仲している者同士ではそこまで大きな差がつきません。
 一方で、英語と数学、この2科目は中学1年生から脈々と続く科目であり、「6年間真面目にコツコツやっていたかどうか」が、極めて大きな影響を与えます🚩
 これはスポーツと同じでして、いくら運動神経のいい人でも、たった1年間の付け焼刃的な努力では、それまで何年もその競技をやっていた人にはさすがにかなわないわけです。


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2016年02月05日

開成学園について16

 翌日以後、1か月間に渡って高3は中1に対して競技の指導をしていくのですが、運動会前日まで、基本的に顔合わせと同程度の厳しさが継続されます💣
 「理不尽なシナリオと罵倒」に関しては、さすがに顔合わせ以後はなくなりますが、別に甘くなるわけでは決してないので、運動会の競技の練習もまさに軍隊のように統制がとられる形で真剣そのものになされます。つまり、和気あいあいとした他校における通常の「体育祭」の練習とは全く様相が異なるのです💥

 ところが、このような厳格な雰囲気は運動会当日を境に、打って変わります。
 高3は突然、ニコニコした先輩に早変わりし、無邪気にふざけあったりしながら運動会を精一杯楽しみます。その段階にまで至ると、中1も「本当は悪い人達ではなかったんだ」ということがわかり、こうした激しいプロセスを経た高3と中1は、通常よりも非常に固い絆で結ばれることになるのです🚩

 こうした一連のプロセスは、95%くらいの中1にとっては、「すごくいい経験をした」という印象を持たせるものであり、「開成の運動会は最高だ」というアイデンティティの形成をもたらします。
 逆に一方で、残り5%程度の生徒には激しいトラウマを植え付ける、ないしは徹底的な「運動会嫌い」を生んでしまうという副作用も必ず伴っていました。
 まさに功罪隣り合わせのイベントだったと言えるのです👊


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2016年02月03日

やることやれば親は黙る

 明確な意思決定の翌日から、まさに鬼神のごとく変貌した私をみて、過去17年間「勉強しろ」とうるさくてしょうがなかった親も、まったくそれに関して文句をつけることはなくなりました。傍目からみてもそれだけ違ってみえたということでしょうね💨

 そして、激烈な追い上げをみせた私が、夏の全国模試で60位(くらいだったかな?)および理VB判定(60位でB判定なんですね笑)を取ったことに際し、「理Vを受験する」という方針を半ば強引に押し通すことに成功しました✊

 まぁ、親は相変わらず不合格リスクについてはぶつくさ言い続けていましたが、私の豹変ぶりと見込みのある一定の成果をみて譲歩してくれたということでしょう♨
 おそらく、これが私の人生の中で最初の本格的な「子の親離れ」であり、なんだかんだ言いながら最終的にその希望を大筋で受け入れてくれたことには今でも大変、感謝しています✋

 読者の中には、同様に「勉強しろ勉強しろ」とうるさい親を持つ学生さんがいるかもしれません。でも、まぁその見立てって正しいんですよ(笑)。親が一方的にそう言うこと自体は、実は全然意味がない(というか逆効果なことが多い)のですが、「十分やってない」という事実に関して言えば、それは間違っていないはずです。やることやれば、親も黙るってもんです💣
 逆に、子供が十分やっているのに、小言を収められないような親は子育てセンスがないです👊保護者の立場にある方は、くれぐれも気を付けてください👀


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2016年02月01日

本当に内面から起こる意志

 ただ、「(ハナから本気じゃないが)口先でいう目標」と、決定的に違う点がありました。それは、正しかったかどうかはともかく「これから理Vにガチで受かりに行く」という意志が、明確に私の内側から湧き上がってきたものであったということです。
 この力は絶大なものでした💣

 その日を境に、私は受験当日まで、凄まじく勉強に励むようになりました。それは、コインの表裏がいきなりひっくり返ったくらいの変わりようでした➰
 それまでは、ちょっとでもウダついたら、すぐにTVゲームやその関連本に手を伸ばしていたのですが、まずそれを家の奥深くに封印してしまいました。これは、本当に受験後に封印した場所をすっかり忘れてしまって、見つけ出すのに結構苦労した記憶があります(それくらい勉強のことしか考えなかったということですが)。
 机の上にはテキストが自然と何列も山積みになり(あれ漫画とかドラマの世界だけの話じゃないんですね笑)、それが崩落するということも何度かありましたね。

 短い期間ですが、「コインがひっくり返ったその日」から「受験当日」までの勉強の密度だけなら日本一だったんじゃないかと自分でも思うくらいオールアウトしたのです👊
 「本当の勉強法を知りたくないか?」の重要コンセプトにもなっているのですが、それくらい意志というのは何かをするに際して大事な要素だということです。


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2016年01月29日

東大病!?

 さて、「理Vを目指す」と言い出した自分の子に対して、親は猛然と反対しました。
 親としては、無難に勉強を続けて安定して(現役で)どこかの医学部に合格してもらえればそれが一番よかったわけですからね。
 理Vは、「合格確定」という触れ込みの開成や灘のトップ5メンバーが受験しても、それなりの確率で落ちる可能性があるくらいの場所ですから、根本的に実力に不足がある私など、特攻しにいくようなものだったのです💣

 「お前は東大病にかかった」と言われました(笑)
 開成学園は、一学年の40%近くが東京大学に進学する実績があるので、受験間近になると在校生は皆「東大に(東大じゃなきゃヤだ)」と考えるようになる傾向があります。特に非医学部志望者では顕著な現象です。これを「東大病」と称することがあるのですが、それと同症状だと思われたというわけです。
 私の内実は全然違ったわけですが、思春期の少年がそんなことを懇切丁寧に親に説明するはずもないので、改めて「理Vでなければ医者にはならん」vs「医者になればいいのだから、もう少し下の医学部でよい」という、激しい格闘論争(笑)をひとしきり行うことになりました💨

 学費を出すのは親ですから、論争はなかなかに平行線をたどりました。実際、高3の後半戦に入るまでは方針に決着がつかず、常に親と一触即発の状態が持続しながら時が経過していきました。


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