2011年10月22日

第29回時間9〜危険なマイペース2〜

 突然冷えてきたせいか、軽い風邪をひいてしまいましたふらふら

 つまり、一般的には、ずばり「マイペースでは遅い」のですむかっ(怒り)このような人達は「マイペース」という名目の下に、「こんなものだろう」という甘いスピードでしか勉強しません。ゆえに当然、勉強プランは破綻し、良い結果は得られなくなってしまいます。すなわち、多年浪人とか、何度も試験に落ちるとか、滑り止めで妥協するとか、挙句には諦める・・・といった結末が典型的です。

 「要求されるスピードが辛い、苦しい」という気持ちはよくわかります。その気持ちは勉強の得意不得意にかかわらず、皆にとって共通です演劇誰だって、息を切らすほど全力ダッシュをさせられるよりは、気持ちのよいジョギングを好みます。
 しかし、残念ながら、そのような感情論と自分が「目標を達成したい」という現実は、基本的に別次元のものです。「ダッシュしなければ、期間内にゴールできない」という状況なら、本人がジョギング好きであろうとなかろうと、血反吐を吐きながらでもダッシュするしか解決策はありません。
 しかも経験的には、本人が当初「辛い」と泣き言を漏らすようなペースであっても、諭しながら無理矢理それを続けさせていると、なんだかんだとついて来られるようになるものです。人間は、それくらいの底力なら余裕で秘めていますパンチ

 実際、管理人がかつて指導してきた学生達も、「客観的に要求されているペース」を提示してあげると、「いまだかつて経験したことのない、とんでもなく速いペース」だと皆が感じ、「そ、そんなに勉強できないです・・・」という反応をしたものです失恋
 しかし、「いや、君に頑張って欲しいとかそういう次元の話ではなく、この算出したペースでやらないと合格不可能なのは、ただそこにある‘事実’なんだよ。それを受けて、このペースに食らいつくつもりがあるかどうかは君次第」という感じで押すと、「やってみます・・・」となります。
 そして、確かにはじめのうちはヒーコラ言うわけですが、不思議なことに数ヵ月後には、そのペースについてこれるようになっているか、そこまでいかずとも、かつて本人が「限界」だと感じていたよりも遥かに優れたペースで勉強をしている姿がみられるのですペン


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2011年10月29日

第30回時間10〜勉強のペースメーカー〜

 世界経済の先行きが心配です雪

 ここで、「時間=持ち時間」というアプローチで注目すべきは、客観的に「要求されるスピード」が算出されているということです。これがあることで、常に「今のこのペースで間に合うか?遅れているか?」というフィードバックがしやすくなります。いわば、「ペースメーカー」のように利用できるわけです新幹線
 客観的な「ペースメーカー」など気にせず、単に「とりあえず、全力を尽くすように心掛ければ同じことだ」という意見があるかもしれません。しかし、そうは簡単にいきません。
 残念ながら人間とは不思議な生き物で、そうした気の持ちようだと、まず間違いなく全力が出せないのです。徒競走をするとき、一人で走るよりも、足の速い人と一緒に走ってその人に必死に食らいつくほうが、タイムがアップすることが多いのと同じ理屈です。「全力スピード宣言」は立派ではありますが、いつのまにか形骸化し、単なるマイペースに成り下がってしまうのがほとんどでしょう位置情報

 「時間=持ち時間」というアプローチは、大半の人に適用される「現実的なあり方」です。このようにすることで、「マイペースの愚」を防止することができ、正しい勉強戦略へと繋がるということを肝に銘じておいてくださいパンチ
 二大アプローチに関する解説はここまで。次回からは、「時間」に関する最後のトピック、「時間コントロールのコツ」に入っていきます。


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2011年11月12日

第32回時間12〜勉強時間の目安〜

 TPP参加で、はたして歴史がどう動きますかね。経済学なんて医学と同じで、わからないことだらけ。究極的には、一国のリーダーの決断を信じるしかないでしょうむかっ(怒り)

 なお、「時間」を決めていくとき、別の視点から参考になるものがあります。それは、「世間一般的に必要とされている常識的な時間」です位置情報例えば、「入学試験勉強には1〜2年」とか、「〇〇資格には1500時間」というように、世間的に知られている「時間」の相場があるはずです。
 ただし、これらは本人の一身上の都合によって、いくらでも不一致が起こりえます。本来的に、「所要時間」は本人の「意志」や「スペック」に大きく左右されますし、「持ち時間」は否応なしに基本的に外的要因によって決まるものだからです。
 世の中には、「○○資格に合格するには1500時間勉強すればよい」などという言葉を受けて、時間を消費することばかりに気を取られ、肝心の実力が全く伸びていない人がざらにいますが、これだけは避けなければなりません。例えば、同じ「1時間の勉強」と言ったって、人によってその密度には雲泥の差があるのですから、こうした基準は信用ならないのですふらふら

 その一方、そのような「常識的な時間」にはある程度近い設定でないと、さすがに非現実的になってしまうことも事実です。「大学受験を1ヶ月間で」とか「超難関資格を2ヶ月で」などと言い出したら、明らかな「ホラ吹き」で終わってしまいます。
 ですから、「常識的な時間」は一つの「目安」として有効活用するのが丁度よいでしょう。自分の「所要時間」や「持ち時間」と、その外部情報を照らし合わせて、勉強計画に無茶がないかどうかの確認に用いるのです。
 例えば、「1年間の大学受験勉強」という情報を元にすれば、高校3年生の4月の人なら10ヶ月ありますから、少し急がなければなりませんが、まぁ許容範囲内です。これが、既に高校3年生の9月まで来てしまっている人は、残り5ヶ月しかありませんから、かなり厳しい戦いを強いられるでしょう。
 そこに誤差はいくらでも生じるので、絶対的な指標にすることはできません。しかし、このような一つの「目安」としてなら役に立つというわけですひらめき


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2011年11月19日

第33回時間13〜勉強時間の余裕1〜

 めっきり寒くなってきましたね雪また大雨のようですが、大きな被害になりませんように。

 これまで、「時間」について長きに渡って解説してきましたが、実は、話を複雑にしないために伏せていたことがあります。
 それは、「余裕」という概念ですひらめき
 勉強法の理論式を「距離÷速さ=時間」の関係に喩えてきましたが、この計算でいくと、「時間」ピッタリでもって勉強が完成するという考え方になっています。ここまでは、当然のようにその想定で話をしてきましたが、そこに改めて焦点を当ててみましょう。

 さて、皆さんが考える最も理想形の勉強戦略とはどういったものでしょうか。それは、「試験日前日ギリギリで、ようやく勉強が完成する」というものではないと思います。おそらく、「余裕をもって試験に臨む」のが理想形であるはずです。
 つまり、試験日よりもしばらく前に勉強自体は一通り完成していて、それ以後は全般的な復習をしたり、穴がないかの最終チェックをしたりする「熟成期間」を経て、精神的にも実力的にも「余裕」を持つようにしたいわけですいい気分(温泉)
 世間一般的にも「余裕をもって試験に臨むようにしなさい」ということはよく言われますし、皆さんも自身の体験を通じてそのほうがよいに決まっていると感じているはずです。

 この考え方を「時間」の概念に織り込むならば、それは期限ピッタリで終わらせる想定よりも若干短めに設定すべきということになります。つまり、例えば、本来なら1年でやるところを10ヶ月で完成させるつもりで、急ぎ足でやるということです。この場合、結果的に2ヶ月間の余り時間が生まれ、それを「熟成期間」として利用できますパンチ
 具体的に、どれくらいの「余裕」を設けるべきかという問題については、次回考えましょう。


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