今回までで、スピードアップは一区切り。次週からは、再びまったりモードでいきます
これまでのポイントに留意しながら、いよいよ次回から「勉強法」を扱っていきます。
さて、第14回&15回の内容を言い換えると、「勉強」には、いわゆる「試験のための勉強」と、「頭がよくなる勉強」の二種類があるということになります
もちろん、両者とも本サイトで扱う「勉強法」の重要なコンセプトであるわけですが、二つの視点が混ざったスタンスで話を進めていこうとすると、焦点がぼやけてわかりにくくなってしまうことも事実です。そこで、当面は前者、すなわち「試験のための勉強」をターゲットに据えることにします
その理由は、第一に、皆さんがまず最も求めているのが、それであるからです。「どうせ同じ試験を受けるなら、最短で結果を出したい。受からなければ何も始まらない」と考える人が、本サイトの訪問者のうちの大多数を占めるはずです。綺麗ごとを語る前に、そのニーズには応えなければなりません。
そして第二に、「試験のための勉強」が正しくできるのなら「頭がよくなる勉強」の実践も難しくないからです。以前にも述べましたが、「積み木」を重ねるのと同様に、「頭がよくなる勉強」は「試験のための勉強」の延長線上にあるものであり、そこで通用するエッセンスは根本的に共通しています。この両者は全く別物だと強弁する人もいますが、それは誤りです。むしろ、成功のノウハウがパターン化された「試験のための勉強」を通じて訓練をし、「頭がよくなる勉強」への踏み台とするほうが、ずっと効率が良いと思います。
さて、当面は「試験のための勉強」を見定める方針としても、完全に「片手落ち」のまま終わるわけにはいきません。そこで本サイトでは、「試験のための勉強」を扱っている最中に、その大きなストーリーが「頭がよくなる勉強」へのステップアップとなるような工夫を施しましたそして、「勉強法」の最後の締めに、それらの伏線を回収するという形で「試験のための勉強」と「頭がよくなる勉強」の解説を両立させたいと思います。
この大きな全体構成をもって仕掛けたカラクリは、ただ受動的に受け入れるだけでは面白くありません。せっかくですから、「探偵小説」を読むのと同様に、自分自身の頭を能動的に使って、仕掛けを思索しながら最後まで読み進めていただきたいと思います。そのようにしてエッセンスを身に付ければ、効果も大きく増すはずです。
最後に、今後に臨むにあたって、大きな流れが把握しやすいように、その概略を記しておくことにします。
まず、最初に「勉強法理論」と銘打って、「勉強法」の全体骨格を解説します。そこで、「勉強法」がどんな要素から構成されているかを抽出することにします。
次に、そこで抽出した各要素に対応しながら、具体的に実践すべき勉強のイロハを「‘いわゆる’勉強法」として、解説していきます。
最後に、前述したように、メイン部分を扱う間に張っていた「頭がよくなる勉強」への伏線を回収します。ここまできて、はじめて「勉強法」が完了します。そのつもりでいてください。
では気合入れていきましょう!(長い旅になりますよ)
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