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2018年10月06日

本庶佑氏のノーベル賞受賞に思うこと。

 京大の本庶佑先生がノーベル医学・生理学賞を受賞されました。
 実際、オプジーボが臨床現場に与えているインパクトはとてつもないですし、「エセ医学」がまかり通っていた癌免疫療法の領域において、ガチンコで大きな効果を持つ医薬品を、世界で初めて送り出したという点で、功績ははかり知れません。
 心からお祝いと感謝の気持ちを表したいと思います。

 長年、日本人のMDはなかなかノーベル医学・生理学賞をとれないでいましたが、これで山中伸弥先生とあわせて二人目。日本の医学研究のレベルは世界的にも「非常に高い」と言っていいと思います。
 ただし、これは後述する通り、注釈付きです。

 
 さて、本庶先生の会見の中で、注目すべき発言がみられました。下に引用します。
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私自身の研究(でのモットー)は、「なにか知りたいという好奇心」がある。それから、もう一つは簡単に信じない。

よくマスコミの人は「ネイチャー、サイエンスに出ているからどうだ」という話をされるけども、僕はいつも「ネイチャー、サイエンスに出ているものの9割は嘘で、10年経ったら残って1割だ」と言っていますし、大体そうだと思っています。

まず、論文とか書いてあることを信じない。自分の目で確信ができるまでやる。それが僕のサイエンスに対する基本的なやり方。

つまり、自分の頭で考えて、納得できるまでやるということです。
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 ああ、この方は、本当にわかってらっしゃるな。数少ない真の研究者なんだな、というのが第一感ですね。
 世間的にも、 この「ネイチャー、サイエンスの9割は嘘」というフレーズは、それなりに刺激的だったようで、一部の界隈ではちょっとした論争が巻き起こっていたりしています。

 「本庶先生の真意はそうじゃない、あくまで『常識を疑え』ということだ」と弁明(!?)しようとする人もいます。
 しかし、私は個人の実感として、決してそうではないと思います。

 本庶先生の真意がどこにあるかは置いておいて、「ネイチャー、サイエンスの9割は嘘」というのはおそらく厳然たる事実であって、言い方を変えると「研究者の9割は嘘つき」であるということも事実であると感じます。
 もっと言うと、ネイチャーやサイエンスほどのトップジャーナルレベルで9割が嘘つきなのですから、もう少し下のランクのジャーナルレベルの研究となると「99.9%が嘘つき」ということです。

 「わざとついた嘘じゃない。研究において'間違い'はつきものだ」という人もいるでしょう。しかし、それもどうかな?
 研究者達は自分の胸に手を当てて、自問してみたほうがいい。それでも、研究者達の大半が「意図的に」嘘をついていることを、本当に認識できていないのであれば、おそらく能力が不足or欠落しているので、それはそれで研究者の資質がないでしょう。


 一般市民は、これをどう受け止めるでしょうか?
 99.9%ですよ。准教授以下のレベルはもちろん、教授のほとんども嘘つき野郎だということですよ。
 山中先生や本庶先生のような、ごくごく一握り(0.1%以下)の研究者だけが真摯な研究者であって、それ以外のほとんどは「真逆」の存在であるということです。
 研究の世界は、大胆に定式化すると「嘘をついて論文を出して、それが実績となって、大学のポストについて、世間や同業者から『偉い先生』と言ってもらえて、実際偉そうにふるまう」という生態系になっているのが現実なのです。

 小保方さん問題が生じてから、「研究倫理講習」のようなものも、以前に比べて積極的に提供されるようになった印象がありますが、大学にいる研究者(もともと人格的におかしな人も多いですから)には、そんなもの1ミリも響いていません。
 科研費というのは、税金から支払われているのですから、もっと国民の皆さんは、研究資金の使われ方に目を入れて、怒ったほうがいいと思いますね。

 
 ただ、その一方で、研究というものは、元来「99.9%のジャンク生産の過程において、砂金のように本物が出現する」という性質のものであるということも重々承知しています。
 構造的に「0.1%の本物の研究者だけを選別する」ということは不可能なんですよね。それをやろうとすると、研究成果自体がまったく産まれなくなってしまうでしょう。

 ですから、できそうなことは以下の二つくらいしかありません。
■大学のポスト等についている先生に対して、盲目的に「偉い」と感じる価値観を世間から排除していく。
 「研究者をみたら泥棒と思え(ただし、0.1%の確率で本物かもしれない)」というレベルでまずは疑ってかかる。皆さん、公務員に対する目線ってすごく厳しいですよね(「俺の税金で食ってるんだろ」という感じで)。それと同じくらいの厳しさで、研究者達を見るような社会になってもらいたい
 とにかく権威主義はダメです。権威主義が愚かな結末しか招かないということは、人類の歴史で幾度も繰り返されているのですから。

■省庁には、研究者の嘘をあぶり出しやすくする仕組みをもっとスマートに構築してもらいたい。
 といっても、現実的に頼れるのは内部告発だけなので、内部告発者に対して、もっと手厚い保護とインセンティブを与えるようなシステムが必要です。
 ドラクエの呪文で喩えると、現状「メガンテ」しか方法がないので、「ザキ/ザラキ」が使えるような形になって欲しい・・・といったら伝わるか?笑
 本当は、悪質な研究不正を行った者に対しては、研究費の返納など厳罰化もしたいところ。実際には、「純粋な間違い」と「意図的な不正」の区別が難しいので、結局は内部告発しか頼れないとは思うのだが。



 私自身、評論家のように吠えてるだけの人間にはなりたくないので、自分なりのやり方で、現状の世界を取り巻く研究生態系を無効化しうるような努力をしています(こうしたWeb上での活動は、そのポートフォリオの一環でもあるのです)。
 それが実るかどうかはわかりません。ただ、私が歳を重ねていったとき、もう少しマシな研究生態系が目の前に広がっていて、そして私自身が真によい研究者になれていたら、「人生に良い価値を見出せた」と満足して死ねるのではないかと思います。


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