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2017年07月01日

開成学園について17

 ものすごく久しぶりに開成学園について書きます(笑)。
 実はこの話、元原稿としては出来上がっていて、「進学校性とは何か」という観点からまとめ直して、「MANAVIE」紹介本の一つの章にしたいと思っているんですけどね👣

 「顔合わせ」を象徴とする一連の運動会行事からは、開成学園が伝統的に培ってきた「バンカラ校風」を見て取ることができます。「バンカラ」とは、ハイカラのアンチテーゼとして生まれた概念で、言動などが粗野で野蛮なことを指します。その一方で、チャラチャラせず硬派で、仁義に篤いという面も持ち合わせています。
 開成学園は「質実剛健」という教育理念を掲げています。これは、「外見を飾ることなく内面が充実していて、たくましく揺るぎようがない様子」を表す言葉です。おそらく、これが学生側によって適宜都合よく拡大解釈されながら、そして純粋に運動会での競い合いに燃える気持ち等と融合しながら、バンカラ精神を形作ってきたのだと考えられます。

 ここまでは「顔合わせ」という凶暴な行事について紹介しましたが、現在では理不尽に罵声を浴びせかけるといった形式にはなっていません。もちろん「ニコニコ和やかに」とまではいきませんが、厳粛にやる程度です。
 保護者からのクレームの問題もありましたし、そもそも「中1を理不尽に虐めて、高3が楽しむ」といった方向性に暴走してしまう傾向があるという問題も抱えていました。これらを背景に、今の時代にあって、脅迫・恫喝的なスタイルは廃れてしまいました。バンカラ校風自体、運動会期間中にチラッと顔をみせる程度で、普段の学園生活ではほとんど認められません。
そうすると、開成の「運動会」はいずれ単なる普通の「体育祭」になってしまう運命なのかということが疑問として浮かんできます。
 少なくとも「バンカラ色」については薄まっていく傾向であることは間違いないと思いますが、一方で、今後も残っていくであろう特色が、実はもう一つあります。

 それは「自治性」です🚩

 開成学園の運動会の運営に関して、教員が介入することはほとんどありません
 最上級生である高3による下級生への競技指導はもちろんのこと、運営委員会や競技の審判団、そしてパンフレット作りや、アーチと呼ばれる巨大壁画の作成など、ほぼすべての事柄が学生自らの手によって実行されます。
 高3は、一つ下の学年である高2に直接引き継ぎを行い、組織運営のノウハウが受け継がれていきます。会議におけるいかなる意思決定や役職選挙においても、学生がよっぽど路線を逸脱しない限り、教員が口出しすることはないのです。
 当然、年代や組によって、自治の質が高い場合も低い場合もあります。客観的にみて酷い運営(仲間割れなど)が、ときどき存在することも確かです。しかし、その結果がどんなものであれ、「それは自分達が生み出したものであり、自分達が責任をもつ」という前提の下で、非常に高度な自治性が実現されているのです👀

 既に、脅迫・恫喝的な顔合わせはマイルドになったということを述べましたが、実は、この変化自体も、そもそも学生の自治から生まれたものなのです💡
 2000年度の責任代である高3から「こんな顔合わせはよくない。変えよう」という運動がおこり、正式な手続きを持って大幅に「顔合わせのやり方」の指針が改訂されたのです。もちろん激しい抵抗もあったわけですが、民主的な議論の末に、理不尽さや個人攻撃、竹刀などによる威嚇などの過度な暴力性が排除された、現在の顔合わせの原型が生まれました。
 他にも、2013年度の事件も有名です。運動会の前々日に、「運動会を中止しなければ生徒に危害を及ぼす」という脅迫状が届けられたのです。
 その際の対応においても、教員は最終的な判断を生徒の運営学年に委ねました。彼らは、例年通り盛大にやりたい気持ちを抑え、「残念だが、一般公開は諦め、保護者のみ入場可能にする。さらに徹底した警備体制をしき、後輩たちを守る」という判断を下したのです。彼らは、わずか2日間で、部外者を校内に侵入させない仕組みを整え、運動会は無事に実行されました。
 上記以外にも、長い歴史の中で、開成の運動会は難局を迎えた経験が数多くあります。その度に、それを学生の自治により乗り越えてきたのです👊

 開成学園は、平素は「あまりに自由な無法地帯」でありますが、少なくとも運動会を見る限り「やるときはやる」というバックボーンを見てとることができます
 教員側も、最後の最後ではその「自治性」を信じているからこそ、普段の学校生活が乱れているように見えても、口うるさく指導をしないのです✋


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