booktop
史上最強の英語学習書『SOEL』
全国の書店で好評販売中です!!

中高6年間分の文法・構文・単語・熟語を4in1で一挙に学習できる、革命的な教材です。資格ハイスコアにも直結します。
ライバルに差をつけろ!!
SOELのコンセプトの詳しくは、こちら(連続記事8個)
オンラインサロンを運営中です。aicon_97.gif
月額1000円というリーズナブルな費用で、勉強のコーチングを行っています。動画や教材だけあっても独力ではサボってしまうという方、個別に質問などしたい方などに最適です。主に再受験生が対象ですが、通常の生徒さんや保護者様も歓迎です。興味のある方は、「お問い合わせ」からどうぞ!

2018年11月18日

葛根湯パルスの威力

 だんだん寒くなってきましたね🌀1年があっという間です。

 さて、この季節に入ってくると、当然ながら風邪が流行って病院に患者さんが押し寄せてくるのですが、最近「葛根湯パルス」という飲み方に少しハマっているのでご紹介したいと思います💡


 以前、当サイトでも風邪薬「葛根湯」については紹介したことがあります。→記事はこちら
 風邪という、ターゲットをしぼりにくい病気に対して、割と筋がよい薬(少なくとも「しょせん漢方」とバカにされるほどではない)であると紹介しました。

 この葛根湯、医療用のツムラ1番の製剤で1日3包(朝昼夕1包ずつ)と内服するのが一般的なのですが、割と漢方医学で有名な先生の本で、こんな「オレ流」の飲み方が記載されていたんですね。

(1)風邪を引き始めたとおもったら、1〜2時間おきに葛根湯を1包ずつ飲み始める。とりあえず上限はない。
(2)どこかのポイントで、心臓がドキドキしたり、ジワッと汗ばんできたりするので、そこで内服中止。以後はもう飲まない。

 これで風邪が治る!・・・というのです。
 (2)は紛れもなく、麻黄/エフェドリンの効果ですね。体の代謝や体温を一時的にグイーンと持ち上げて、ウィルスに対する抵抗力を上げて排除してしまおうというコンセプトです。

 この飲み方、ずっと気になっていたんですが、先日風邪気味になったので、初めて自分で試してみたんですよ👊
 私は平素多忙で慢性的に疲労気味であることもあって、風邪ひき始めた〜と思ったときにも、わかっていても結局踏みとどまれずに(栄養ドリンクなどガンガン飲んでも)グズグズになるというのがいつものコースだったのですが、この「葛根湯パルス」やってみたら、なんと踏みとどまれたんですよね。
 さらに、そのあともう1回風邪気味になったのですが、やはり同様の手法で踏みとどまることができました👀

 ムム・・・これはたまたまなのか、それとも本当に効果があるのか?(笑)
 真相は闇の中ですが、風邪は悪化を防げるにこしたことはないですから、一つの選択肢として知っているのはアリですよね。葛根湯はもとより風邪が悪化してからというより、ひき始めに良い適応があるとは昔から言われているので、風邪の初期フェーズで徹底的に使うというのは理にかなっているような気もします🚩


 ツムラの市販向けの葛根湯は1日2回となっていますが、1包2.5gあたりの成分は医療用と変わりありません(単に市販は1日2包、医療用は1日3包と差をつけているだけ)。ですから、原理的には病院に来なくても、市販薬で同じことがやれます。
 もちろん、能書き通りの使い方ではないので、医師としてオフィシャルでお勧めすることはあまりできませんが、自己責任で試してみる価値はあるかもしれません。
 インフルエンザのとき等に使用する「麻黄湯」なら、麻黄が葛根湯の1.7倍くらい含まれていますから(葛根湯3包で麻黄3g、麻黄湯3包で麻黄5g)、少なくとも若い人だったら葛根湯5包/日くらいまでなら、全然問題なく飲めるだろうというのが実際のところですが💨


※とらますく講師の生物講義に準拠したテキストや、個人出版物こちら

オンラインサロンを運営中。月額1000円でとらますく講師の学習コーチングを受けられます。興味のある方はこちら

※無料Web学習サービス『MANAVIE』はこちら
一定の質を満たす網羅的講義が完全無料で1万本以上。予算ゼロで最高峰の実力が手に入ります!
MANAVIE_320x50.jpg

ブログランキングに参加中。もしよかったらクリックに協力お願いします。
 人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ

2018年11月03日

(続)本庶佑氏のノーベル賞受賞に思うこと。

 下半期に入ったら少し落ち着く予定だったのですが(実際、以前にそう投稿していますが)、ちょっと想定外の事態が発生して、結局忙しくなってしまっております💦 もう向こう2年くらいはずっと忙しいのかもしれませんね・・・笑。

 
 前回、本庶先生のノーベル賞に関して、「本当にわかってらっしゃる、数少ない真の研究者」という印象を起点にして記事を書かせていただきました。しかし、一方で「それはどうかな」と思うところもありました。今回はそれについて書きます。
 ノーベル賞を受賞したからといって、全てにおいて聖人君子であるわけではないですし、パーフェクトヒューマンであるわけではありません。間違っているところもあると思います。それを、掘り下げるとやっぱり研究業界の闇が見えてきます。

 それは、同先生が受賞会見で「小野薬品は全く貢献していません」と断言したことについてです。
 この発言も、特定の界隈においてはそれなりに衝撃的だったようで、多少は記事になっていました。以下に、引用します。

***********************************
「オプジーボに関する特許は本庶先生と小野薬品の共同所有。小野薬品から本庶先生に幾ばくかのロイヤリティは支払われているようですが、それとは別に、本庶先生は売り上げの一部を大学に寄付するよう要請している。それで基金を設立し、若手の研究者育成に充てたいという一心でのこと。ところが小野薬品は渋っている様子で、本庶先生はそれに立腹しているのです」(製薬業界専門紙記者)
***********************************

 この件に関して、私は真実を知る者の一次ソースに接触できているわけではないですから、各種の記事から推察するしかないのですが、その範囲において常識的に考えれば、「小野薬品が貢献していないはずはない」です。他記事によれば、共同研究としての覚書も交わされているそうです。
 小野薬品サイドも、この発言に対して明確に反論しています。


 小野薬品は、確かにオプジーボの成功によって巨額の富を得ました。新しいビルも建ったそうです。
 「それだけ儲けたのだから、若手研究者育成のために一部を寄付して欲しい」という主張は、至極真っ当のように思えます。「製薬会社ばっかり儲けやがって」という研究者達の恨み節が聞こえてくる気がします。

 しかし、本当にそうでしょうか?

 くしくも一流研究者である本庶先生がこうした発言したことで、この辺の「マネーの仕組み」に対する理解が、研究者にはほぼほぼ欠落しているのだということが見えてきます。
 
 具体的な数字とかはつまらない話になるので割愛しますが、1つの薬のアイディアを製品化するのって、めちゃくちゃお金かかるんですよ。その成功率ってものすごく低いわけですよ。さらに、オプジーボのような革新的でチャレンジングな創薬というのは、ことさら失敗リスクが高いものです。
 しかも小野薬品は、オプジーボが成功する前には、まったく弱小であった製薬会社ですから、会社として請け負うリスクも相対的に大きなものとなるわけです。
 製薬会社としては、数多あるシードの中から、「これらのうちどれかがうまくいけば、御の字」という形で創薬のポートフォリオを組みます。オプジーボが成功した背後には、遥かに多数の「失敗した薬」と「水の泡と消えた膨大な開発費」が存在しているわけです。もちろん、オプジーボ自体がド派手にズッコケる可能性があったわけです。

 つまり、リスクを「前受け」していると言えるのですね。個人資産が既に9兆円あるマーク・ザッカーバーグに数十億円寄付してくれ、とお願いしているのではないのです。「このアイディアのために、リスクをとってくれ」と要求しているわけですよ。 
 その結果、たいしてお金のなかった弱小製薬会社が、乾坤一擲の投資(究極のギャンブル)に勝って、成長することができた。そのお金は、会社としても次の時代の成長のために回したいと思っているし、社員の賞与にしたいと思っているし、何と言っても次の創薬に失敗するかもしれないから安全資産としても取っておきたい。こう、考えるのは当然であるし、当然の権利です。
 
 成功したからといって欲しがるのは簡単ですが、それなら、研究者側には、失敗した場合に「迷惑かけた」と、お金を補填する覚悟があるのでしょうか?そんなわけないですよね。
 リスクを前受けしてもらっている時点で、それは十分な寄付を貰っているのと同じなのです。しかも、ベンチャーキャピタルによる投資と違って、失敗したら経営権を丸ごと取られるということもないのですし。


 そして、会社を一度経営してみればいとも簡単にわかることがもう一つあります。「一人の人間の雇用を安定的に保証するということがいかに難しいことであるか」を。社会保障費まで勘案したら、本当にいくらお金あっても足りないですよ。いくら内部留保があっても、経営者としては不安ですよ。
 ある会社がある薬で1000億円儲けたとして、その数字だけみて語るなんてナンセンスな話です。バランスシートとか、損益計算書とか、企業の経営状態をみて言わないと、本当の意味で金が潤沢にあるかどうかはわかりません。1000億儲ける前に、2000億借金してるかもしれませんよ?
 研究者が製薬会社にやっていることは、要するに「いま金持ってるなら、金くれよ」ということであって、本来全くふざけた論法なのです。


 しかも、本庶先生の場合は研究者として真に一流ですし、小野薬品のとの関係も深いからこそ「言える」立場にあるとも言えますが、前回記事にしたような「99%の、本当は存在価値がない研究者達」が、詐欺レベルのテーマでもって、製薬会社にタカっているという現実も厳然として存在します。
 そういう意味でも、研究者達は「金あるなら金よこせ」などと吠える資格など1ミリも持ち合わせていないのです。
 どんなに少額であっても、リスクをとってくれた国民や製薬会社(投資家)には、「ありがとう」としか言えないはずなのですよ。
 本庶先生の発言も、「小野薬品はまったく貢献していない」というのは正直あてつけ的な発言であって、「小野薬品には感謝するが、もっと寄付するべき」と言う方が正確な表現だと思います。


 アカデミアの中だけでキャリアを進めて立場が偉くなると、「自分は偉いのだから、誰かがお金をくれて当たり前」という着想にいつの間にか馴染んでしまいます。三流の研究者であってもです。
 それは本当におかしな話であるし、そこの意識の改善を促すような施策を打たなければ、「限られた研究予算(おおらかだった時代と異なり、現代では必然的にこうですので)」の中でよい成果を生み出す研究というのは今後なかなか産まれてこないでしょう。


 研究者然としたいなら、自分で一度ベンチャー立ち上げてみたらいいのですよ。そうしたら、企業側の立場も少しは理解できるはずです。特にM.D.は、小さな会社立てて失敗して潰したところで、生活が破綻するわけでもないのですから(株式会社は、資本金1円から作れますよ?)。 



※とらますく講師の生物講義に準拠したテキストや、個人出版物こちら

オンラインサロンを運営中。月額1000円でとらますく講師の学習コーチングを受けられます。興味のある方はこちら

※無料Web学習サービス『MANAVIE』はこちら
一定の質を満たす網羅的講義が完全無料で1万本以上。予算ゼロで最高峰の実力が手に入ります!
MANAVIE_320x50.jpg

ブログランキングに参加中。もしよかったらクリックに協力お願いします。
 人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ